2022.2月号

 

 「CORONA」

 

 大方の予想通り年が明けると共にコロナウイルスの感染が再び広がってきました。特に沖縄での拡大は爆発的で「まん延防止重点措置」に指定されたため、観光や飲食は再び打撃を被っており、海岸の軽石がようやく無くなったと思ったら、今度はオミクロン株、沖縄は受難の日が続いています。

 オミクロン株は感染スピードがこれまでよりもはるかに速く、1月末までには全国の感染者は2~3万人になると予想されていますが、昨年のデルタ株と比べ最初に発見された南アフリカの統計では重症化率、死亡率共に大幅に低下しているため、一部の専門家は現在のコロナは「風邪」レベルの病気であり、感染症法上のインフルエンザ相当、第5類に格下げし社会経済活動に影響を及ばさないようにすべきだという意見も出ています。

 確かにコロナ禍で2年間、自由に人とも会えず、旅行も満足に出来ない、もういいのではないかという気持ちになるのは無理ありませんが、今後インフルエンザと同様にコロナウイルスがゼロになることは考えにくいため、コロナウイルスを過度に恐れず、対策しつつも共存し効果的な治療薬を開発し続けるしか方法はないのかもしれません。しかし、今回で第6波となるコロナ禍、オミクロン株では重症や死亡者は少なく、医療逼迫はおこらなくとも、次の変異株は必ず発生するはずで、重症化率の高い変異株が発生する可能性もあるため、まだまだ油断は出来ません。

 「デルタ」「オミクロン」と洒落た名前が続きますが、この命名は24文字からなるギリシャ文字から順番にとられており「オミクロン(ο)」は15番目の文字となりますが、命名しているWHO(世界保健機関)は「新たな疫病の命名に関して、いかなる文化、社会、国家、地域、職業、民族に対しても不快感を避ける」というルールのもと「ニュー(ν)」「クサイ(ξ)」等の飛ばされたギリシャ文字もあり、このまま変異が続き、最後の「オメガ(ω)」まで行ってしまったら命名はどうするのだろうと余計な心配までしてしまいます。

 世界的なニュースになる為、命名には色々とWHOも気を使っているようですが、弊社が取り扱っているストーブやボイラーの主力メーカー名は「コロナ」営業マンは訪問先で「こんにちはコロナです」と言うと驚かれるので大変とのこと、ナオエウイルスがでないことを祈っています。

                                             魚谷 直世 記

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