2011.9月号

 根室夏祭りの811日夜に根室高等学校第13回生卒業50周年記念同窓会が行なわれた。私も5クラスあったBクラスに在籍していた。数え年令で70才になる者達の集まりであるから、皆、変ったであろう50年の幾星霜は大変に関心をもって参加した。定刻の10分前ぐらいに会場に足を入れると、うなりのような音がこだまし、顔の表現で会話をしている。2~3日後、会社に出入りしている各地の営業マンの方に、こんな会があったよと話題にすると、組織立ってそこまでやっている高校同窓会は珍しいのではないかと口を揃えて言う。あまり、同期の生き様に興味を示さないタイプと見られている私でさえも、この機会に顔を見ておこうと意欲を持つ中で、こんなにも、しっかりとした事務局をつくっている浦山吉博氏の熱はどこから出ているのかを思い、感謝をしたい。この数字はこれからの根室の一部分を見透かせる気がしてならない。5クラスで約300名の同期卒業生、私の重い知人、遠藤敏明さん以下物故者41名である。冥福を祈ります。一クラス60名の鮨詰めの大所帯であることがわかる。現在、根室在住の住所録をオープンしている方は、約75名である。今回の参加者約95名、日本中からではあるが、もちろん、海外から駆けつけた者もいるが、多くの6割方は根室市内である。まだ我々の時代は根室市に在住しながらの貢献度が見える。この詳しい分析は根室新聞の辻吉勝記者に任せたい。私は落石中卒業だから、Bクラスの中で高校3年間のつき合いをしての旅立ちである。その思いを胸に占め、人間は50年で、どう変わっていくのか、変わるものかの実習の場であった。残念ながら自己のことは、わからないが、50年ぶりでも、男の顔はなんとか、変わらないパーツが多くあり、認識は出きる。やはり、良い悪いは別として、顔は50年の履歴を物語っていた。では中身はと言うと、場を進行させる人、聞き役の人、語りまくる人、世を見通して達観している人、小廻りの利く人、我が道を行く人、すぐ群れる人、それぞれの役まわりは50年前と同じの愛する同級生達であった。そろそろ、違う役廻りをしたい者も多くはいると思うが、50年前に与えられた役ふり付けを素直に演じきる熟年70才達であった。幕を閉じる、あと10~20年間、わりふられた役を演じていくのでしょう。人間は変らない、変れないの思いを強くする楽しい4時間の場でした。

(魚谷直孝 記)