2018.12月号

「半端ないって

 

 早いもので2018年もあと1ヶ月と少し、終盤となってまいりました。毎年この時期に気になるのが流行語大賞で、一年を振り返り今年がどんな年だったかを思い出させてくれます。今年も30の言葉がノミネートされており、大賞の発表は123日となりますが、年々「これ流行したの?」と思ってしまうものが結構あり、年齢を重ねて世間の話題に疎くなっているのかと少し不安になってきます。

 今年は平昌冬季オリンピックもあったためかスポーツ関連の流行語が多くノミネートされており、カーリング女子の「そだねー」や「もぐもぐタイム」日ハムドラフト一位指名された吉田選手の「金足農旋風」元日ハム大谷選手の「翔タイム」そして、我らが大坂なおみ選手の「なおみ節」等々、北海道や身近に関わることが多くノミネートされており、一つぐらいは大賞にと結果が楽しみとなります。

 しかし、そんな楽しいニュースとは裏腹に災害の多い年でもあり、6月には大阪で震度6弱の地震、7月には西日本豪雨で多くの死者を出し、8月は毎週末のように大型台風が日本を横断、そして9月には北海道胆振東部地震があり道内全域で「ブラックアウト」が発生、当事者の我々はテレビを見ることが出来なかったため、あまりニュースでは聞かなかったかもしれませんが、こちらも流行語大賞にノミネートされており、改めて自然災害に泣かされた年だったと思います。

 人が自分の人生を見つめ直す瞬間と言うのは、命に関わる病気や怪我をした時、愛する人と死別した時、生活の基盤を失った時、この3つがあると言われておりますが、これらが同時に起こるのが自然災害です。多くの人の人生を一変してしまう自然災害ですが「災害級の暑さ」という言葉もノミネートされるほど、近年の災害は我々の身近に迫ってきており、間違いなく来年も自然災害は全国様々な場所で発生するでしょうが、災害に遭遇した際、今年ベストセラーとなった「君たちはどう生きるか」こちらも流行語にノミネートされているのですが、やはり常日頃の備えが重要となります。

 ブラックアウトから2カ月が経過し、いつもの日常に戻っていますが、災害への備え万全ですか?何の準備もしていないとNHK「チコちゃんに叱られる」の名セリフでノミネートされました「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と叱られてしまうかもしれません。

                                            魚谷 直世 記

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