2023.2月号

 「来年の今」

 

 早いもので5年目「令和」も大分生活に馴染んできましたが、改めまして令和5年も宜しくお願い致します。3年ぶりの行動制限のない年末年始で観光地は大盛況でしたが、その影響もあり12日には新型コロナウイルスに感染して死亡した人が489人と1日当たりの死者数で過去最多を更新し、新規感染者は昨夏の第7波のピークに迫りつつあります。今年もコロナの顔色を伺い、マスク生活をしていくことになりそうですが、日々の行動パターンは変化してきており、通販最大手「Amazon」は、コロナ禍が始まった2020年から従業員数を2倍に増やし、発送仕分けセンターや、宅配ステーションなどの物流ネットワークも2倍に拡大、ネットで買い物を終わらせる消費スタイルが戻ることはないだろうとの予想で投資を進めていましたが、昨年19月までの実績で30億ドルの赤字を出したことから14日には18千人超の人員削減を発表。

 多くの人がネットから、再び街へ出て買い物をし始めたことでリアルへの回帰が進んだようです。2023年、コロナは2類からインフルエンザ並みの5類に引き下げとの話もありますが、どんな年になるのか「日経トレンディ」では毎年「ヒット予測ランキング」を発表しており、今年の1位は「コンビニジム」名前の通りコンビニのような大きさ、立地のスポーツジムでコロナ禍によって大打撃を受けた、ジムの新しい形態として、これからヒットすると言われています。第2位は「ステレス家電」あまり聞きなれない言葉ですが「家具と家電が融合したモノ」の総称で、冷蔵庫とテーブルが一つになった製品やバスマットと体重計が一緒になったものなど、家具と家電が一緒になっているもののことで、今のスマホやコンビニを見れば、サービスや商品が集約化してくるのは自然の事なのかもしれませんが、2~3歩動けばだいたいのモノが届いてしまう我が家のスマートなホームではスマート家電は必要ないのかもしれません。

 昨年の今頃はロシアがウクライナへと本気で攻め込むなんて予想もしませんでしたし、エネルギー不足、半導体不足によって様々な産業が苦しめられ、このまま戦争が拡大し限定的でも核が使用されたならば、世界はどう変貌していくのか。来年の今を知るのは結局、神のみですが、悲観的に考え、楽観的に行動をしていきたいですね。

                                             魚谷 直世 記

 

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